写真とカメラ

写真をプリントする、アルバムにするメリットについて本気で考えてみた!

日頃、「写真を形にする」ということに向き合っているカオルPですが、
紙の整理にはデジタル化という方法があったり、電子書籍なども普及してきています。
必ずしも紙である必要がない時代になってきました。
プリントするメリットについては、発行している「写真整理マガジン「写真のきもち」」でも触れているのですが↓、もう少し心の琴線に触れつつ、掘り下げてみたいと思います。

写真が紙であるメリット

物理的な問題として、

  • さわれる、みんなで見れる。
  • データと違って見るためのワンアクション(電源を入れるなど)が不要。
  • 捨てることができる。

といったことがありますね。

それ以外に、実は重要なのが、
写真を紙にする、アルバムにするという「変換過程」が生み出すメリット
プリントする写真を選び〜プリントするという一連の流れはそれなりに時間がかるもの。
手をかけられているというのは見て分かり、そこに価値が生まれたりします。
書類をpdfでもらうのと、プリントでもらうのでは信用度も違ったりしませんか?
その紙がしっかりしたものであればあるほど、本気で作っているな、捨てづらいな、と感じたりするものです。
プリントはコストが発生するので「お金かかっているね!」というのもありますね。

「紙」はコミュニケーションツール

私は印刷物を作る仕事(グラフィックデザイナー)をしていた時期があるのですが、
チラシや雑誌など、基本いつかは「捨てられるもの」を作っていました。
そう考えると、切ない?と思うかもしれませんが、そうではなく。
例えば製品チラシなら、それを紹介したい人検討している人の橋渡しができる「モノ」で、「コミュニケーションツール」。その役目を果たせるかどうかが最重要です。
今はwebでもその役割を果たせるのですが、webと紙の決定的な違いは、
「その瞬間」にシェアができるのか否か。
紙ならば渡された瞬間に目に飛び込み、そこに存在し続けることができるんですよね。

愛着が増す。またそれが人に伝わりやすいのが紙

写真をプリントし、アルバムにするという場合、
・まずプリントする写真を選び
・プリントオーダーをかけ
・編集する(アルバムにする)

ということになります。

なかなかの時間がかかりますね。

この過程をたどった本人は、被写体に対して愛着を増すし、思い出が定着しやすいです。
そして、仕上がったものを見る人には、そのかかった時間が伝わりやすい。

例えば、家族アルバムを作るママは被写体に対して愛情がますし、楽しい思い出をいつまでも覚えている。それを見た子供は何度も見ることで思い出が定着するし、親が自分を愛してくれていると感じやすいといったことです。
つまり、思い出を大切にしているというのが伝わりやすいのが紙のメリットかと思うわけです。

写真を画面で共有するのも、手間が少ない分、忙しい現代人にはしっくりくる方法。
「(紙の)アルバムを作る」ことは1部の人だけがやるものになっていくのかもしれません。
ただ、そこにかけた時間で得られる、
家族の絆や結びつき、愛情の伝播は、画面の共有よりも強いものだと思います。
「自分の存在価値」を実感しやすいのです。

これって結構、日本の平和に役立つと思うんですけどね。

写真をいとおしむ時間の余裕がいかに作れるか、
そういうことが当たり前の社会になれるかどうか、

そんなことも写真プリントの未来と大きく関わるはずなんですよね。

写真をプリントしアルバムにする、フォトブックにする、
その過程を愛しんでもらうには、
大量の写真データにアップアップすることなく、ひたすら楽しくあって欲しい。

私がアルバムカフェをしたり、写真店を応援したり、「おもいでばこ」をオススメしたりしているのには、写真で幸せを呼ぶことができるよね、ってのがあるんです。
これは写真整理協会の浅川純子さんもとても大事にされている部分だったりします。