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今度のチェキはすごく賢い!ズレない!テカらない!暗くない!instax mini 12

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2023年3月16日に発売されるチェキ「INSTAX mini 12(インスタックス ミニ トゥエルブ)」。一足早く体験会に参加させていただきました。

こちらのチェキはいわゆるエントリーモデルで、撮った写真をSDに保存することはできません。シャッターを押すとすぐに撮った写真がプリントアウトされます。
このタイプ、カオルPが持っているのは「INSTAX mini8」で2012年に発売されたもの。
その後もニューモデルは発売されていましたが、「チェキの基本構造なんてそう変わらないっしょ、デザインだけ変えてるくらいでしょ?」くらいの感覚でいました。
ところが今回の「INSTAX mini12」は違ったので、その魅力をレポートしたいと思います。

「instax mini 12」の賢さポイントはココ

  1. ファインダーとレンズのズレを補正してくれる
  2. フラッシュ光量が自動
  3. 操作しやすくかわいい筐体

1)まず驚いた!ファインダーとレンズのズレを補正

このチェキは構造上、レンズの位置とファインダーの位置がズレています。
接写時、ファインダーでのぞいた通りに撮るのが難しいのです。
「何故?」と思った方、こちらの記事がわかりやすいですよ。
チェキの綺麗な撮り方(写し方)(変デジ研究所)

過去、イベントで1日に何枚もチェキ撮影をしたカオルPにとっては
このズレは何とも厄介だなあと思っており、このエントリーモデルをあまり人におすすめしない理由でもありました。
ですが!「INSTAX mini 12」はこのズレを解消したというのです。
正直、ソコやってくれると思っていなかっただけに驚き!

これ、専門用語だと「パララックス補正」と言うんですね。
「INSTAX mini 12」の製品仕様では「クローズアップモード用視差補正機能付き」と記載があります。
シャッターと同時にプリント(フィルムは安くない!)が出てくるチェキだから、プリントされた写真を見てズレてる〜〜!ってなるの結構ショック。かなり有難い機能です!
ズレやすい接写時に「クローズアップモードON」にすればOK。レンズの周りにあるモードダイヤルを回すだけなのでとても簡単!

少しわかりづらいですが、会場で試させてもらった作例です。

右がクローズアップモード

右がクローズアップモード。
ピカチュウを中心として背景にある左側のグリーンのチェキの位置を見ると通常モード(左)の写真は全体的に右に寄っていますよね。
それがクローズアップモードだと補正されています!

ちなみにカオルPの持っている「INSTAX mini8」で接写してみました。距離は30センチくらいです。

ピカチュウの鼻をファインダーの中心に構えました。被写体が画面いっぱいまであるので分かりづらいかもしれませんが、明らかに右によっていますよね。
こういうことが起きないのだから有難い!「ついにやってくれた!」という感じです。

2)フラッシュ光量が自動で適切

そして、「INSTAX mini8」を持っていた私はモードダイヤルにも反応。
「INSTAX mini8」では露出設定的なことができたのですが、これらのマークは完全に消えています。

INSTAX mini8にあったお家やお天気マーク

チェキは撮影時に必ずフラッシュがつくのですが、今回の「INSTAX mini12」ではその光量がオートになっています。
前機種の「INSTAX mini11」も光量オートだったようですが、セルフィーの時は手動でレンズを引き出す仕様でした。「INSTAX mini12」はクローズアップモードでセルフィーを撮れば良いのでモードダイヤルを回すだけ!
ちなみに通常モードとクローズアップモードで写りの違いを試させていただきました。

右がクローズアップモード

めっちゃ接写させてもらったので、モデルさんに「近い近い」と失笑されました。ごめんね、モデルさん。ご協力ありがとうございます。
これ、どちらもよく撮れているのですが、右のクローズアップモードの方が肌の白飛びが少なく、滑らかで立体的なんですよね。
これまでのチェキだと顔へのフラッシュがキツい分、背景が真っ暗になるということもありましたが、それもかなり軽減されそうです。

3)操作しやすくかわいい筐体

そして最後に、デザインにも触れておきます。
今回のチェキは色味が優しい5色。

グリーン(左端)はちょっと珍しいかもしれません(個人的には黄色が欲しかったかも)。
全体的に丸みを帯びた筐体ですが、持ちづらいということはなく、むしろ手になじむ質感。電源もモードダイヤルのところに集約されているので「スイッチどこ?」とはなりづらいと感じます。

「instax mini 12」ならシンプル綺麗。オススメできる最初のチェキ

というわけで、この新製品体験会、
正直、そんなに期待していなかったのですが、良い意味で期待を裏切ってくれて楽しい時間になりました。

私の持っている「INSTAX mini8」だと周辺光量落ち(角が黒くなる)も激しいんです。なので、「チェキを買うならデジタルチェキ(「instax mini LiPlay」や「instax mini Evo」)の方が良いんじゃない?」と言っていました。
mini LinkにLiPlay?WIDEサイズも。チェキ揃い踏み!どれ買う?オススメのチェキは?

ですが「INSTAX mini12」なら写りも綺麗だし、操作も簡単。買いやすいお値段ということもあって、オススメできるチェキになりそうです。

撮った写真をSDに保存する機能はないけれど・・・

「INSTAX mini12」は「instax mini LiPlay」や「instax mini Evo」のように撮った写真をSDカードに保存したり、スマホに転送したりする機能はありません。

が!

この体験会ではチェキを簡単にスマホでスキャンできるアプリも発表されました。
それが「instax UP!

https://instax.jp/up/

このアプリがあれば「INSTAX mini12」でも撮った写真を簡単にスマホでシェアできるし、デジタルで楽しむことも出来ます。
このアプリ、結構面白い機能が満載だったので、そちらはまた別途紹介できればと思います。