カオルPです。
カオルPがあたためているプロジェクト「あんしんアルバム」(安心アルバム)。
「あんしんアルバム」はミニアルバムと携帯用カードの二種類があります。
いずれも、非常時の心の安心を助けるものとして提案しています。
携帯用カード「あんしんカード」ついては、こちらの記事をご覧ください。
家族みんなで持ちたい!写真付き緊急連絡先カード(あんしんカード)
本記事ではミニアルバム(以下「あんしんアルバム」)の方を紹介します。
※この記事は2020年4月25日に公開したものですが、2020年6月4日に加筆訂正し、再度公開しました。
「あんしんアルバム」の役割
「あんしんアルバム」は非常用持出袋に入れておくことを想定しています。
非常時の不安解消や災害時の心の安心を助けることを大きな目的としています。
非常時には心が落ち着くようなものとして、お子さんのお気に入りのぬいぐるみなどが効果があるという話があります。ゲームなどは便利ですが、音も出ますし電池残量も気になるかもしれません。電子的なものは気分が落ち着かない側面もあるそうですので、写真を眺めることで落ち着きを取り戻すことができるのではないか?
ということから、ご提案しています。
紙のアルバムの手に取れるという安心感も絶大です。
「アルバム(写真)」に家族の連絡先を入れる!
「あんしんアルバム」に一緒に入れると良いものとして、家族の「情報カード」を提案しています。
非常時に、家族と一緒とは限りません。
家族や大事な人の連絡先情報があれば安否確認にも役立ちますし、
写真と情報をセットにしておくことで、
行方が分からなくなっている家族を探したい!といった際の助けにもなるかと思います。
こちらは日本赤十字社のホームページで公開されている持ち出し品リスト。

こちらにも「情報収集用品」として「家族の写真」の記載があります。
はぐれた時の確認用となっていますね。
家族の一員であるペットの情報を入れるのも良いですね。ペットが迷子になった時にも役に立ちそうです。
模様や首輪の色などの特徴などを書いておくと良いかと思います。
回線ダウンなどで電話が繋がらないことも想定し、
情報カードには、SNSなどのアカウントを書く欄も設けています。
そのほか「災害ダイヤル171」の使い方や「緊急時WiFiファイブゼロジャパンについて」
「公衆電話の使い方」といった説明カードもご用意しました。
一緒にテレホンカードも差し込んでおくと便利です。
情報カードはこちらからダウンロードできます。
アルバムに収納しやすいよう写真と同じLサイズでプリントしてくださいね。
あんしんアルバム用見出しカード無料ダウンロード

紛失などによる情報漏洩が心配な場合には、全て記入する必要はありませんし、
そもそもこのカードは使わないという選択でも構いません。
関連記事:「写真のきもち」アメブロ
「あんしんアルバム」に個人情報を入れる可否・運用と個人の判断が大事です。
どんな写真を入れる?
気持ちを落ち着かせるために
「あんしんアルバム」の第1の目的は、心の安心を図ることですので、
見る人がホッとするような写真が入っているのがオススメです。
- お気に入りの家族写真
- 好きなものの写真
- ペット、赤ちゃんの写真
- お友達の写真
- 大切にしている思い出
- 楽しかったイベントシーン
などが良いのではないでしょうか。
安否確認や身元確認の促進のために
家族情報カードと本人の写真を見開きで入れるとわかりやすいです。
本人の写真も全身写真の方が特徴が分かりやすいです。

どんなアルバムを使えばいい?
非常用持出袋には必要最低限のものを入れるかと思います。
あまり荷物が多いと避難時にも負担になりますので、小さなポケットアルバムが良いでしょう。
情報カードの内容が変わることもあるでしょうし、写真を変えた方がいい場合もあるでしょうから、ポケットアルバムなら差し替えやすく便利です。テレホンカードも入りますよ!
防災の日などに、備蓄品チェックとともに内容を確認するようにすれば、
写真を見返す楽しい時間にもなりますよ。
例えばこちらのような小さめのポケットアルバムはいかがでしょうか?
このアルバムの場合、表紙・裏表紙もポケットになっていますので、
楽しくカスタマイズすることも出来ます。

たくさん写真を入れたい!
小さなアルバムですので、ページ数に限があります。
「たくさん写真を入れたい!」
という場合には分割プリントを使ったり、あらかじめスマホなどで複数の写真をコラージュしてからプリントしてはいかがでしょうか。楽しいアルバムになりそうです。

写真を守るという側面から
水害時対策
災害には水害もありますので「あんしんアルバム」は水でぐちゃぐちゃ・・・にならない方が良いですよね。
そのため、写真や情報カードは銀塩プリントや、昇華型プリントを使っていただくのがオススメです。
残念ながら、おうちプリント(インクジェットプリント)は、水に弱いですので、こちらを使う場合にはアルバムをジッパー袋に入れるといった対策をすると良いかもしれません。
銀塩プリントは、写真店店頭やネット注文で手に入れることができます。
最近では店頭でもインクジェットを使っている場合がありますので、心配な場合は店員さんに確認してみてください。
昇華型プリントは、スーパーや家電量販店に設置してある自動販売機的なセルフプリンターのものです(おうちプリンターでも昇華タイプのものがあります。)。
データ破損対策
今は写真はデータでのみ保管している!というご家庭も多いでしょうか。
万一、写真データが壊れた時には、復旧が難しいこともあります。
そういった意味で写真がプリントされているというのは安心です。
この「あんしんアルバム」だけでもプリントしておこう!そんなお声も寄せられています。
防災を考えるきっかけに
このアルバムを作ることで、防災を考えるきっかけにもなると考えています。
アルバムの中に何を入れるか検討することは家族のつながりを再認識することに繋がりますし、
非常時にどう行動するか、どう連絡を取るかなどの話し合いにも繋がります。
他にも必要な情報を入れよう!となるかもしれないですね!
東京では「東京防災」という素晴らしい情報雑誌が提供されているので、
防災知識としては、こちらも大変参考になります。ご紹介まで!
防災ブック「東京防災」について(東京都防災ホームページ)
※あんしんアルバムは作成キットのご用意もあります。是非ご利用ください。
あんしんアルバムキットのご提供
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